シャム姉ちゃんの避妊手術 術前から術後3日まで

病院にて、「あたち一人で連れてこられて不安何が起こるの?」という表情 保護猫成長日記

 猫を飼っていて、繁殖を望まない場合は避妊手術、あるいは去勢手術が必要です。

 今回シャム姉ちゃんが避妊手術の適用される時期となったので、手術をお願いする事になりました。

手術時期の決定

 一般的に、避妊手術や去勢手術は6か月以降、初めて発情が来る前のタイミングで行います。

 あるいは2キロ以上という所もあるようです。

 さて、我が家のシャム姉ちゃんですが、保護猫出身ですので、正確な誕生日は分かりません。

 保護主さんからの情報をもとに、6月20日ごろを誕生日として想定しました。

 私たちのところの猫たちは雄猫のペアでしたので、保護主さんからは早めの手術を勧められていましたが、

 診て頂いた獣医さんが月齢を重視される方であったこともあり(もちろんその獣医さんもシャム姉ちゃんの発達の状況を見ての判断もされたと思います)、推定6か月を過ぎる12月末から年明けに手術をすることとなりました。

術前検査

 手術予定日から1週間以内に、血液検査をします。

 シャム姉ちゃんを病院に連れていき、採血してもらい、その場で検査結果を出してもらいました。

 結果はすべて問題なく、全身麻酔をかけた手術が可能だという事でした。

 そこで先生から衝撃の一言「ちょっとぽっちゃり目ではありますが、とても健康です👍」

 ・・・シャム姉ちゃん2.4kgで見た目もまだまだ小柄な猫さんなのですが、それでもぽっちゃり(笑)

 可愛いですが、術後は太りやすくもなるため、食事に気を付けないといけないですね。

 この時に、手術前日からの注意事項や同意書などを渡されました。

手術前日 夜9時まで飲食可

 手術前日は夜9時までごはんOKでしたので、翌朝の辛さが少しでも軽減されればと、少し遅い時間にご飯をあげ、

 夜9時にはお皿を完全に下げました。

 2匹の生活区域を分けることができないので、同居のチビトラ君にも同じように9時までにはお皿を全部下げました。

明日は手術だという事を分かっていないシャム姉ちゃん お腹を出してブラッシングを楽しみます

手術当日 絶食、7時までお水はOK、持参する荷物あり

 当日は絶食で、7時までは飲み水OKでしたので、チビトラ君にもお付き合い頂き、シャム姉ちゃん出発後にご飯を食べてもらう事にしました。

 当日は病院の指定により「朝10時から11までの間に出てきてください」とのことで、その時間に連れて行きました。

病院にて、「あたち一人で連れてこられて不安、何が起こるの?」という表情

 持ち物は以下の通りです。

  • 手術当日夜、翌日朝のご飯
  • 術後着(エリザベスカラーの代わりです。ない場合はレンタル有とのことでした。)

 シャム姉ちゃんと荷物を先生に託して、我々は帰路につきました。

 お迎えは翌日です。

持って行った手術着の紹介

ネットで購入したものですが、1,800円程度で購入しました。

KUVEELAという名前のストアで購入したメス猫用の術後着です。

2.4kgの我が家の猫にはSサイズがぴったりでした。

手術翌日 お迎え 食欲ほとんどなし

 翌朝10時ごろ、シャム姉ちゃんを迎えに行きました。

術後の簡単な説明、もしかしてシャム姉ちゃん発情していた?想定月齢より月齢高い?

 そこで、先生(この時は執刀した先生とは別の先生でした)より言われたことが、

 「取り出した子宮卵巣の組織が大きく、発情中の子の物のように見える。発情の兆候はなかったですか?

 発情していたとすると女性ホルモンの影響を受けるので、術後具合悪いみたいな状況が多少続くかも。

 また、想定月齢よりもしかしたら若干月齢が進んでいる可能性も無きにしも非ず。」とのこと。

 取り出した組織の写真を見せて頂いたのですが、確かに子宮はかなり太くしっかりしており、血流もありそうで、以前ネット上で見ていた組織とは少し違いました。

 実はシャム姉ちゃん、あまり声が出ない猫さんなのですが、手術のちょっと前から少しおしゃべりが多くなってはいたのです。

 また、少しだけ甘えん坊になってきたかな?とは思ったのですが、ゴロンゴロンと床を転がったり擦りついたりもしなかったですし、

 引き取って3か月、完全に心をオープンにする時期だろうと思い、正直発情であることを想定していませんでした。

 ただ、夫曰く「シャム姉ちゃんのお尻をチビトラ君がクンクン気にしているようなことがある」と言っていたので、

 とってもわかりにくくはありますが、発情の兆候は表していたようです。

 抜糸が必要な術式でしたので、1週間後に抜糸の予約をし、その時に執刀医から詳しい説明を受けることにして、

 持って行った術後服を着させて家へ戻りました。

帰りの車の中で「早くおうちに帰りたい」

家に着いてからの様子

 家へ戻ると、ここが家だ!と分かったようで、ふらつきながらもお気に入りの場所に登ろうとします。

 猫の底力を見た気がしました。。。痛くてだるいはずなのに、ちゃんとお気に入りの場所まで登り、そこでぐったりしています。

いつものキャットタワーに気合で登った

同居猫チビトラ君の様子

 チビトラ君(もはやこの時点では大トラですが笑)は、「姉ちゃん帰ってきたの?これは何の匂い?」とばかりに、シャム姉ちゃんの全身をクンクンします。

 そして、「遊ぼうよ!」と前足でシャム姉ちゃんの体をググっと引き寄せたり、激しめに首や足に甘噛みしたりして、シャム姉ちゃんが「いやだ・・・だるいのにゃ」と唸ったりされていました。

「姉ちゃん!?遊ぼうにゃ!!」とちょっかいを出すチビトラ

 この時点で3.4キロになっているチビトラ君ですので、一撃がかなり強いです。

 猫同士の関係に人が手を出すのは良くないと思いつつ、術後ですので、あまりにしつこい場合は人間が止めに入るなどしているうちに3日目くらいにはそこまで強く絡まなくなりました。

シャム姉ちゃんに相手にしてもらえなくて編み出した技、飾ってある自転車に乗る「遊んでくれにゃいにゃら、ここに乗る!」

夜ご飯の様子

 まずはお薬を飲ませ(嫌々しながらもどうにか飲んでくれます)、

 いつも通りのご飯(ウェットとカリカリのミックス)を目の前に出すも、姿勢がきついのか食欲がないのか全く食べず、

 仕方ないので、ウェット部分を手に取って口元まで運ぶと、しぶしぶ少しだけ食べてくれます。

 どうにかティースプーン一杯分くらい食べて、「もういらない」とばかりに唸りだしたので、この日はこれで終了。

 後はひたすらゆっくり寝てもらいました。

術後2日目 変なところでおしっこ、食欲はまだない

 2日目の朝は、前日同様薬を飲ませ、器をいつものところに置いておくと同居のチビトラに食べられてしまうので、ひざの上に抱いて、手からウェット多めに混ぜたご飯を食べました。

 その後部屋の中をふらふらしつつソファーの上へ行ったなぁと思ったら、積んであったタオルの上に中腰になったので、「まさか!」と思ったらそのまさか、おしっこをしていました💦

 あまりおしっこの失敗のない子だったので、ご機嫌を曲げているのか、ホルモンバランスの変化で臭い付けをしたいのか、間に合わなかったのか…

 とりあえず後片付けをしてケージの中にあるベッドに戻ってもらいました。

 夜ご飯も朝と同じぐらいの量のご飯を膝の上で手から食べ、お水のところに連れていくと、ペチャペチャと少しだけ水を飲み、まだ具合悪そうに大人しくベッドの上で寝ました。

術後3日め 少し食欲が戻ってきた まだ大きい方はしない

 3日目の朝、昨日の失敗を避けようと、まずは同居のチビトラの使用したおトイレをきれいにしたのち、シャム姉ちゃんをトイレに座らせました。

 すると、カキカキと砂を掻き、ちーーーっとおしっこをしました。やっぱり昨日のおしっこの失敗は間に合わなかっただけなのでしょうか。

 その後、今までは直接薬を飲ませていたのですが、嫌がるので、うまくウェットフードにかくして食べてもらうように促したら、スムーズに食べてくれました(以前はうまく見つけ出して食べてくれなかった)。

 ご飯の量は相変わらず少ないですが、前よりは少し食欲が出てきたのか、舐めるだけというよりは、パクっと食いつく様子が見て取れます。

 しかし、いつもの量の半分よりすくないくらいまで食べるとそこでもう唸り、いらない!となるのでまだまだといった感じです。

 昼間はそれまでと同じくベッドで寝ていたようです。

 私が帰宅したのち、シャム姉ちゃんをおトイレに置くと、またおしっこをしました。

 夜は、まだ食欲ないだろうなと少しだけ用意して、お薬も混ぜてあげたところ、思いのほかパクパクと完食したので、さらに量を増やし、お皿ごと目の前にもっていくことにいました。

 そうしたところ、かなりがつがつと食べる感じが見て取れ、いつもの量の半分ぐらいは食べることができました。

次回へ

 ここまで術前検査から術後3日までの様子を記載しました。

 次回、術後4日からの様子を記載します。

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