さて、私たちがどうやって今うちにいる猫ちゃんたちと出会ったかそして受け入れるまでについて、ダラダラ世間話をする形で書いてみようと思います。
夫婦それぞれの考えと理想
二人で最終的に合意していたのは、健康であれば何でもよい!
というと語弊がありますが、どんな猫ちゃんでも出会ったら運命だと受け入れるつもりでした。
まぁ、あえて言えば、ある程度若い猫ちゃんで、ある程度人に慣れてくれりゃあとはなんでもいい!
成猫だとしてもある程度若ければ(2,3歳程度まで)その後一緒に過ごせる時間は長いかなと思いますし。
とはいえ、私にも夫にもそれなりに理想はあったわけで。
夫の理想
夫は猫飼い歴の全くない人間でしたが、猫は好き。
たまに野良猫を撫でようとして逃げられ、あるいは半野良みたいな地域猫を撫でてもシャーを言われ、引っ掻かれ、ひそかに傷つく、そんな人でした。
そんな夫の理想の猫は、成猫。ある程度もう性格も安定して、どういう子かわかっている子と生活したいという気持ちがあったそうです。
また、単純に「ちっちゃい子猫たんかわい~~~~♡」みたいなところに価値を置いていないんだと言っていました。
毛色や毛の長さ、雄雌についても、「出会った子がうちの子」という考え方でした。頭数についても特に彼の口から私は聞いたことはなく、成猫1匹とのんびり暮らせればいいな、ぐらいの感じだったようです。
私の理想
私も成猫・子猫はどちらでもよかったのです。が、
夫婦共働きのため、あまりに小さい子猫は難しい。日に何回も授乳したり、離乳し始めててもごはんやおトイレがまだ安定しないとか、それくらいの子猫を日に8時間放置することになるのは嫌だし責任上まずい。
となると子猫でも必然的に3、4か月以上の子か、成猫だなと。
「共働きで猫を1匹にする時間がそれなりにある」という理由でもう一つ思っていたのは、2匹で迎え入れることでした。
実家にも雄雌の組み合わせで2匹いますが、最初に1匹、半年後に1匹を迎え入れ、相性が良かったのか3日後からにゃんプロや毛づくろいをし合いながら今も仲良くしています。
そんな姿を見ていたので雄雌2匹は理想でしたが、別のところから引き取ると相性が分からないですし、
どうせなら最初から仲の良い2匹ペアがいたら引き取りたいなと考えていました。
【実家の猫たち、とても仲良し】
毛色については実は、出会った子が運命の子、といいつつ「茶トラ」に対する思いが少し強かった気がします。
実家の猫も1匹が茶トラに白で、人とのやり取りができるおおらかで賢い子ですし、
私たちが以前旅行した際に泊まった宿の猫が茶トラで、その茶トラの猫は夫と仲良くしてくれたのです。
毛色による性格の傾向がどこまでエビデンスのあるものかは分かりませんが、「茶トラ=おおらか」なイメージがあったので、自然と茶トラを目で追っていることが多かったように思います。
まぁ、三毛猫ちゃんにあこがれるなぁとか、グレーの入っている子いいなぁとかもあったのですが。
保護猫サイトで運命の子猫を見つけるまで
実は猫を明確に飼う!と決めてから探し出したわけではなく、猫飼いたいよねぇと思いながら、家のほかの事情(細かく言い出すと長くなるので割愛)もあって、決断できないまま、サイトを見ていました。
でも、いずれ猫を飼いたい、そして出会ったら迎え入れられるように勉強はしておこう、と思いあらゆる猫情報を集めていました。
そんな中別ページでもご紹介したhugU(ハグー)にて運命の子を見つけます。
うちの猫にたどり着くまで
さて、hugU(ハグー)にて、使い方を練習がてら、色々検索していました。
私の検索条件は、
- 猫
- 東京(ペット所在地、 応募可能地域)
- 状況…募集中
- 年齢、性別、毛柄…すべて
- フリーワード検索…茶トラ / ペア 等条件を変えて複数検索していた気がします。
そんな中、1匹の茶トラに目が留まりました。
チビトラ君(仮名)
か・・・、か・・・・・かわえぇぇ・・・
大事な事なので2回いうぞ。かわええ!!!!
ほかにも可愛い茶トラはいたのですが、このちょっとひょうきんな表情(そう感じるの私だけ!?)にピンと来た。
性格的なところの記載を見ても、ちょっとビビリとはあるけど、抱っこや爪切りは普通にさせてくれる。他の猫ちゃんたちともワイワイ楽しく仲良くやれているらしい。
保護された時点で推定2か月半とあったので、おそらく3か月にはなっていそう。
ベタベタに来てほしい気もするけど、我々やはり共働き世帯、人がいないとダメな子だとかわいそう。ちょっとビビリちゃんでむしろちょうど良いかも。
この顔にピンと来たら110番、じゃなくて、保護主に連絡だ!
そしてなんとこの子、仲良しのお姉ちゃんがいて、できればペアで引き取ってほしいと書いてあるではないですか!願ったりかなったり!ペアの子の情報も見なければ!
シャムちゃん(仮名)
そしてペアの子はというと・・・
ひゃだ!!!なにこの美猫!!!!
茶トラ君のペアのお姉ちゃんというのはシャムミックスの美猫でした。
性格的な特性もチビトラ君と同じで、ちょっとビビリだけど、爪切りや抱っこはさせてくれるみたい。
そして、チビトラ君と同じところから保護されて、ずっと二人べったりくっついていると。
この子も保護時点で推定3か月とのことだったので、3か月半とかかな?
願ったりかなったり!!!
夫に写真を見せたところ「かわよ!!!かわよいよぉ!この子たちだよ!」と、夫もピンときまくったようです。夫はどちらかというとペアのシャムミックスちゃんのほうにぐっと来たようです。
保護主とのコンタクト開始
この子たちの保護主さんにコンタクトを取ってもすでにさっき決まったと言われると心が折れるので、ほかにも候補となるペアを探しつつ、hugU(ハグー)にユーザー登録をし、保護主さんにコンタクトを取りました。コンタクトはhugU(ハグー)サイト内から取れます。
そこのサイト内で保護主さんとやり取りをして、今後の進め方を確認します。
保護主とのやり取りから正式譲渡まで
これ以降のやり取りについては、各保護主・保護団体によって対応が違うと思います。
hugU(ハグー)全体の話ではなく、あくまで私たちが経験した対応です。
hugU(ハグー)内で連絡を取り合い、今後の流れを確認
我々がコンタクトを取った保護主さんは、大きく団体としてやっているという感じではなく、数名の仲間が協力し合って保護猫活動を行っているという雰囲気でした。
どちらかというと個人活動家に近いような…。違ったらごめんなさい。
保護主さんと我々とでサイト内で連絡を取り合い、
- 最寄り駅
- なぜこの猫ちゃんに興味を持ったのか
- 直接会う前にLINEでの面談をしてよいか?
などを確認されました。
LINE面談
その後予定を調整してLINE面談をしました。保護主さんと私と夫の3者面談です。
話した内容としては、
- 我々夫妻の猫飼育歴についての質問
- この猫ちゃん達がどういう場所で保護されたか
- 猫を受け入れるときに必要な物品について
- 毛豆夫妻から保護主さんへの猫の性格についての質問等
こんなことを30分弱にわたり話しました。
次は、「猫受け入れに必要な物品が揃ったら連絡下さい、そして保護主自宅まで猫ちゃんを迎えに来てください」という事で、その日はお開きに。
面談といっても、断るための面談ではなく、顔合わせといった感じで終始穏やかに終わりました。
そろえた物品については以下のページで記載します。
保護主宅で引き取り
猫ちゃん引き取りに必要な物品が揃ったら、保護主さんと連絡を取り合い、いつ猫を引き取りに行くかを決めます。
LINE面談から、引き取りに行くまで約1週間。
私たちは、早く猫ちゃん達との生活を始めたかったけれど、平日昼は仕事をしているので、平日夜のお引き取りとなりました。対応してくれた保護主さんありがとうございます。
保護主さん宅へキャリーバッグを持って向かい、ついに猫ちゃん達とご対面。
きゃわわわ!!!ですが、ちょっとビビられました。抱っこさせてくれるけど。
まぁでもhagU(ハグー)にも「少しビビり」と書いてあったもんね。
【引き取りに行く直前 ほかの猫姉妹と保護主宅でのんびりしている写真】
保護主さん宅で飼っている数匹の猫ちゃん、ほかにも引き取りを待っている猫ちゃん、総勢10匹超に囲まれて楽しく暮らしていた未来の我が家の猫ちゃん達を囲んで、
猫の性格や、お手入れ方法、お世話の仕方、お留守番の時の対応等、1時間弱にわたり、いろんな話をします。その途中で保護主宅のパパさんが猫ちゃん達の爪を切ってくれました。
その後、譲渡契約書を記載して、引き取りに掛かる費用を支払い、今までに受けた予防接種証明書を受け取り、猫ちゃん達を連れて帰りました。
ちなみに、実際にこの猫たちに会ったのは初めてなので、猫たちとの相性が確実に悪そうだったらどうするのか?
保護主さんのブログを見ると、やはりそれはあるようで、「この猫ちゃん」と思ってその猫を引き取るつもりで会いに行っても、
お目当ての猫ちゃんはシャーシャー言って攻撃的になってしまい、結果別の猫がスリスリ来て仲良くなって、その別の猫ちゃんを連れ帰るということも、かなり稀だけどあるようです。
2週間のトライアル開始
うちの猫たちの保護主さんは、「トライアル期間中2週間毎日猫ちゃんの写真を送ってください」ということでしたので、連れて帰った日から2週間毎日LINEで写真やメッセージのやり取りをしました。
【写真は来た翌日の不安そうな姿 2匹でぴったりくっついてます】
猫飼育のベテランからアドバイスを受けられるので、これが結果的にはとてもよかったです。
実際に受けたアドバイスは以下のようなもの、
- 最初はケージ生活をさせ、ケージが安心できる場所と覚えてもらう。
- 最初の数日は夜鳴きをするが、見に行かない。鳴いても仕方ないと覚えてもらう。
- 最初の2週間は「ケージの中でなでなで」が、人慣れ場所慣れしてもらう近道。
- ご飯は少なめにあげて、欲しそうだったら追加する。いわゆる餌付けの技法。
- 1週間くらい経って慣れてきたらご飯をあげるときに、「○○ちゃん、ご飯だよ~」と声掛けし、食べている途中でナデナデする。
こんな感じ。
私たちは引き取ってから数日後から、短時間ではあるけど抱っこして爪切り、抱っこしてブラッシングなどしていました。
しかし基本的にはずっとケージの中で生活してもらっていました。
引き取って3日目ぐらいにお世話にの途中でシャムちゃんが脱走し、作り付けの家具の奥に逃げて出てこれなくなり、家具を分解して救出するという事件を起こしたりしましたが…
その後、毎日へそ天で寝ている姿を見られるようになった1週間~10日目くらいで、だいぶ慣れた感じがあったので人がいる間はケージ外で遊ばせたりもしてました。
正式譲渡決定
こうして毎日連絡を取り合い、2週間がたった日の夜、保護主さんに「正式譲渡でよろしいでしょうか?」という連絡を取り、
晴れてこの子たちは正式にうちの子となりました。
保護主さんとも、「婚姻関係?猫達の実家、婚家としてたまに連絡取り合いましょう」なーんて言いながら、トライアルの2週間を無事終えました。
まとめ
いろんな保護団体、保護主がいるので進め方は千差万別かと思いますが、私はこの猫ちゃん達そのものだけでなく、この子たちの保護主さんもとても良く、保護主さんとのフィーリングを決め手の一つにするのもありだと思いました。
具体的に良かった点は以下
- 実際にトライアルを開始する前までは全てオンライン(保護主さんたちも、我々夫妻もフルで働いているため実際行き来する回数は少ないほうが良い)。
- 毎日のLINEでのやり取り(猫飼育のベテランは不要かもしれないですが、我々夫妻はお世話するメインの人として猫を飼った事がないので助かった)。
この記事を書いている時点で、正式譲渡からそこまで日数が経っていないのですが、
毎日猫達が運動会やにゃんプロをしながら楽しそうに暮らしている姿を見るのは本当に幸せです。
ま、植木鉢をひっくり返されたり、本の山を崩されたり、ソファーに爪を立てられたり、当初の「ちょっとビビリで子猫の割には落ち着いた子達」のイメージからは考えられないくらいアグレッシブで、ちと困ったなぁ~なんてこともありますが。
「こいつら猫のくせに猫被ってたんだな」と思いながら、毎日楽しく2匹のやり取りを見ています。末永く健康でいてくれますように!
そして読んでくださった方々の猫ライフも幸せでありますように!
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